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イタリア留学思い出ブログ【あの頃イタリアで】

【あの頃イタリアで その89 トスカーナ卒業旅行⑦ カッパの恨みは怖いのだ】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その89 トスカーナ卒業旅行⑦ カッパの恨みは怖いのだ】

古城で迎えるトスカーナの夜明け・・・と書くと物凄くかっこいいが、正しくは、古城がある公園に張ったテントで迎える5日目の朝()

私とマルコとオスカルは早起きをして、この旅最大の目的地である古都シエナを目指して出発した。もう迷子になるわけがない。だって目の前にあるのは獣道ではなく、確実にシエナに向かうと太鼓判を押された”ちゃんとした道”(地図に記載がある道路)なのだから。

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【あの頃イタリアで その88 トスカーナ卒業旅行⑥ エンドレス・スタンドバイミー】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その88 トスカーナ卒業旅行⑥ エンドレス・スタンドバイミー】
「マズいことになってしまったかも・・・いや、そうに違いない。」 1996年7月7日。私たち三人はそれぞれがそう思いながらも口に出せず、無言のままペダルを漕ぎ続けていた。 農家の優しいご夫婦に別れを告げてから約2時間、シエナ方面に向かう一本道をひたすら進んで来たのだが、その道が・・・

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【あの頃イタリアで その87 トスカーナ卒業旅行⑤ 亀と卵とワッハッハ!】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その87 トスカーナ卒業旅行⑤ 亀と卵とワッハッハ!】
「おーい!おまえたちー!早く起きろー!カメが!カメが卵産んでるぞー!」 “は?カメ・・・それって亀?” 手探りで掴んだ枕元の腕時計はまだ5時を過ぎたばかり。 “ここはどこ?ナゼに亀?そして・・・マルコでもオスカルでもないこの声の主は一体誰?” 頭の中も髪の毛もグチャグチャなまま、取りあえずテントのファスナーを開けて外を覗いてみる・・・が、やはり全く状況が呑み込めない。 「ほら!カメラ持って早くこっちにおいで!」 見知らぬおじさんが私に向かって一生懸命に手招きをしている。

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【あの頃イタリアで その86 トスカーナ卒業旅行④ 小さな宝石箱ピエンツァ】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その86 トスカーナ卒業旅行④ 小さな宝石箱ピエンツァ】
3日目の朝が来た。アグリツーリズモを営む農家の庭先に設置した大小のテントが二つ。その小さいほうから這い出した私の視界一杯に、朝のまばゆい光に照らされた緑の絶景が飛び込んできた。 “そうだ・・ここはトスカーナだった!” と、毎朝驚く私。
そしてここはモンテプルチャーノを見上げる広大な畑の中に建つ一軒家・・の庭先。昨夜到着した時は既に日が暮れていたので、遠くにポツポツと灯る灯りしか見えなかったが、今は澄んだ空気の中にそびえ立つ丘の上のモンテプルチャーノがはっきりと見える。

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【あの頃イタリアで その85 トスカーナ卒業旅行③ モンテプルチャーノ到着!】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その85 トスカーナ卒業旅行③ モンテプルチャーノ到着!】
2日目の朝早く、テントを張った謎の空地を後にした私たち三人は、第一目的地であるモンテプルチャーノの手前の、名も知れぬ小さな村でようやく食事にありついた。バール(カフェバー的なお店)はここ一件しかないのではないかと思われるほど辺鄙な村の小さなバール。そこでピザかサンドウィッチでも食べたのだろうか?とにかく自転車を漕ぐので精一杯だったので、残念ながらこの旅での食事の記憶は全般的に薄い。

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