イタリア留学思い出ブログ【あの頃イタリアで】
【あの頃イタリアで その74 見てしまったのヴィーナス】
投稿者 :佐々木英理子 on
ミラノにいつも通りの朝が来た。今日は午前中にナビリオ沿いのピエラの設計事務所でアルバイト。午後からは学校で卒業設計のグループ作業をする予定である。
“例の模型作りの一件”以来、いまだ首にならずにアルバイトを続けていられるのは、ピエラが同居人の良美さんの友人だからなのかも知れないが、少しは私の頑張りを認めてもらえている気がしないでもない。(自信なさ気 笑)
【あの頃イタリアで その73 歩いて行くのだポルトフィーノ!〜リグーリアの旅・完結編】
投稿者 :佐々木英理子 on
いよいよ今日はポルトフィーノ散策の日。天気は快晴。絶好のお散歩日和である。
マルコお墨付きのバールで、カスタードクリーム入りコルネット(クロワッサン)をたらふく食べた私たち4人は、いったんマルコのマンションに戻って身支度をしてから出発した。
サンタマルゲリータからポルトフィーノまでは約5キロの道のり。交通手段としては通常、船やバスが利用されるのだが、「歩いて行った方が絶対楽しいから!」とマルコが言うので、全員素直に従うことにする。
【あの頃イタリアで その72 イタリアで太ったのには訳がある〜リグーリアの旅②】
投稿者 :佐々木英理子 on
サンタマルゲリータに到着したその夜はマンションの近くで見つけたアットホームなトラットリア(イタリアの食堂)でパスタやらなにやらをお腹いっぱい食べた。残念ながら、メニューは忘れてしまったが、とにかく4人とも無口になってしまうほど満腹になった。
「さ~て、じゃあ帰ってシャワーして寝るか!」マルコはウェイターにお会計を告げ、カバンから例の共有財布を取り出して支払いをしている。・・・そのときである。その様子をジッと見ていた私は、ふと思ってしまった。“え?これって不公平じゃない?”
【あの頃イタリアで その71 卒業設計からの逃避行〜リグーリアの旅①】
投稿者 :佐々木英理子 on
「これで運転してるのがマルコじゃなかったら最高なんだけどな~!」信号待ちの合間に憎まれ口を叩くも、今日のマルコはベスパのバックミラー越しに寛大に笑っている。
ここで余談ですが・・
ここまで書くと読者の中には「とかなんとか言って実はマルコと付き合ってるんじゃないの~?」と思う方もいらっしゃるかと思うので、念のため解説します。
マルコにはエマというとても可愛い彼女いるのです。
【あの頃イタリアで その70 ベスパは友情の架け橋か?】
投稿者 :佐々木英理子 on
マルコと子供のようなケンカ別れをしてから数日後、何度目かのチームミーティングの朝が来た。今度こそ絶対文句は言わせまいと、昨夜は遅くまで根を詰めて作業をしていたせいか、今朝は格別に眠い。
思い身体を引きずりながら身支度をしていると、キッチンにあるFAX機能付きの電話が鳴った。数秒後、キッチンにいた良美さんが私を呼ぶ。
「お~い!マルコから電話だよ~!」