Mona com História(モナ・コン・ヒストリア)について
インテリアとして楽しむ、世界で一つだけのクレイアート
Mona com História(モナ・コン・ヒストリア)とは
作品の総称である“Mona(モナ)”とはモナ・リザのモナと同じ、“婦人”の敬称です。
実はポルトガルではあまり魅力的ではない平凡な人を、少しふざけて呼ぶときにも使われます。 ※男性像の総称はMono(モノ)
そしてブランド名である"Mona com História(モナ・コン・ヒストリア=Mona with Story)"とは「ストーリーを持ったモナ」と言う意味です。
彼女の作品一体一体にはそれぞれ名前があり、未完成の短いストーリーが設定されていますが、それは彼女が示した一つのヒントでしかありません。
Monaを手にする人は誰しもが想像を膨らませ、自分だけの名前とストーリーを与えることができます。
作者であるEdla(エドラ)はMonaを通して、どんな人にも素敵な名前があり、生まれてから現在まで紡いできたそれぞれのストーリーがあると言うことを表現しています。
それは世界中で様々な困難と戦っている名も知れぬ人々への愛情と敬意を込めたEdlaからのエール。
Edlaはその思いをダイレクトに伝えます。彼女が好んで使うフレーズ「愛をこめて・・」と、ハート型のモチーフは日本人には少し照れくさく感じられますが、それらは彼女の曇りのない真っすぐな気持ちを物語っています。
アーティスト Edla Maria(エドラ・マリア)について
彼女はポルトガル/リスボンの伝統的な芸術学校である"Fundação Ricardo Espírito Santo(リカルド・エスピリト・サント財団)"で装飾絵画とアンティーク修復の学士号を取得し、その後32年間に渡りアートの修復と絵画の仕事に携わって来ました。
2019年11月、仕事の傍ら、長年興味を抱いていた粘土を使って女性の上半身を作りました。大きな粘土の塊から徐々に現れて来る人物像と手のひらで感じる粘土の感触。アクリル絵具で一筆一筆ラインを描き、塗り重ねて行くごとに命が吹き込まれて行くクリエイティブな感覚に魅入られます。
2020年2月、彼女はコロナの影響により、長年愛してきたリスボンのアトリエを閉鎖することを余儀なくされます。その後リスボンの南にある自然豊かな自宅にアトリエを移し、同年4月、本格的にモナの製作を始め、"Mona com História(モナ・コン・ヒストリア)"を誕生させたのです。
---Edlaからのメッセージ---
【日本語訳】
全ての始まり
30年間という驚くほど長い間、芸術作品の修復と絵を描くことは私の生活の一部でした。私はその大切な仕事を手放すことが一つのサイクルの終わりであるとは考えていません。
粘土の大きな塊が私にそれをモデル化する衝動を呼び起こしたのは2019年11月のことでした。熱狂的な手の絡み合いにより、突如として一つの形が形成されました。それは上半身・・女性の上半身。
夢中になってしまった私は無心で絵具と絵筆を手に取り次の作業に取り掛かりました。そしてただの塊であった粘土は、形と魂を手に入れたのです!
2020年2月にパンデミックのニュースが世界中を駆け巡ったとき、私は今まで積み上げて来たこと全てを捨ててこのプロジェクトを立ち上げることを決意しました。それは4月のことでした。
新たな目標が決まりました!この作品の命名に迷いはありませんでした。その名前は"Mona"。それぞれの名前やストーリーは意図的に未完成であるため、"Mona"を手にする人は誰しもがそれらに自分だけの名前とストーリーを与えることができます。
ハンドメイドのMona com Historia
愛をこめて