【続報!イタリアブログをお読みいただいた皆様へ】2026年はミラクルで幕を開けたのである

【続報!イタリアブログをお読みいただいた皆様へ】2026年はミラクルで幕を開けたのである

2023年12月に書き終えた長い長いイタリア思い出ブログ。覚えてますか?最後の投稿に私はこう書き込みました。

長い人生、まだまだこの先何が起こるかわかりません!いつか彼らと連絡が取れることがあったら、真っ先に皆さんにご報告しますね!

ということで、真っ先にここでご報告させていただきます!起きたのです!ミラクルが!!

ここからはいつものブログ同様、ドキュメンタリー形式でお楽しみください。

---------------------------------------------------

2026年が明けて間もない1月3日。私は雪が降り積もる故郷の北国にいた。半年振りに会う学生時代の友人たちと真昼間からワイン片手におしゃべりに花を咲かせた帰り道、その余韻を引きずりながら一人で電車に乗っていたときのことである。

"あ~楽しかったな~・・・"

と思いつつも、目的駅到着までにはまだ一時間もある。私は手持無沙汰にスマホを取り出し、普段あまり見ることのないFacebookを開いていた。数年前、仕事上必要になってアカウントを作成し、そのままろくに見ることも無く放置していたFacebookのアカウント。よく見るとそこに”友達リクエスト”なるものが届いている。

かつて何度か謎の外国人から友達リクエストが届いたことがあったため、”またそれか~”と思いながらタップしてみた。と・・・そこには送信者、”マルコ・マンナ”と書いてある。「へ?マルコ?」そう、イタリアブログで有名(?)なあのマルコと同姓同名だ。

一瞬動揺したが、すぐに我に返る。

”マルコ・マンナなんて名前はイタリアに5万とあるはず。これはきっと知人の名を語った新手のロマンス詐欺に違いない!”

それでも恐る恐る投稿写真を開いてみる。なんとなくマルコに似た感じのおじさんが写っている。やや焦るが再び冷静を装う。

”いやいや、マルコはこんなほっそりしてないし。やっぱロマンス詐欺だわ~。”

それでも投稿写真のスクロールを止められない。私の指が勝手にどんどんスクロールしていく。よっぽどマメに投稿をしている方らしく、大量の写真だ。どんどんどんどんスクロールして年月を遡る。2024年の投稿、2022年、2020年、2017年・・・。

”あ!!” 仲間たちに囲まれた一枚の写真に目が釘付けになった。こ、こ、これは・・これは・・・本物のマルコだーー!!

思わずシートから立ち上がりそうになり、終わててコートの前を正して座り直した。雪国の列車の中で、私一人、マフラーをかなぐり捨てて額に汗をかいている。

改めて友達リクエストされた時間を確認してみると、ほんの7分前だったことが分かる。ふか~く深呼吸。わなわなする指で、恐る恐る「承認」ボタンを押してみる・・・

10秒も経っただろうか。すぐにメッセージが帰って来た!

「チャオー!エリコ!オレのこと覚えてるか?」

あまりの興奮と動揺で、イタリア語も出てこなければ文字もろくに打てない自分がもどかしい。ようやく短い返事を返す。

私「信じられない!!マルコ?!」

マルコ「うわ~~~~!!チャ~オ~~!エリコ~~!!元気か?!」

私「うわ~~~~!!元気だよ~~!どうやって私を見つけたの?!」

マルコ「たまたまフルネームでFacebookを検索してみたら、同姓同名が4人見つかったんだ!」

そうなのである。実は私の旧姓はかなり珍しい。

後にわかったことだが、2023年にイタリアブログを書き終えた後、私は一縷の望みを託し、”ほったらかしFacebookアカウント”のプロフィール欄にアルファベットの旧姓を書き足していた。それがマルコの検索に引っ掛かったらしいのだ。

怒涛の展開は続く。

マルコ「ちょっと待って!昨日ミハイルに、”エリコらしきFacebookを発見した”って伝えてあるから、今ミハイルに繋ぐよ!」

”ミ、ミ、ミハイル?!”

そう、卒業旅行前にロンドンに行ってしまったあのミハイル。お調子者のミハイルである。

なんと!マルコはあんな別れ方をしたミハイルといつの間にかよりを戻していたのだ!

すぐにミハイルらしきおじさんのアイコンと共にメッセージが届いた。

「このくそったれ~~!!とうとう見つけた!!マルコと二人でずっとお前を探してたんだぞ!やっと見つけたー!マルコが見つけてくれた!」

私「チャオーーーー!!ミハイルーー!元気?!」あまりの動揺に、相変わらず簡単なイタリア語すら出てこない。

ミハイル「オレはいつだってアホみたいに元気だよ!しっかしオレら年取ったな~!」

私「ホントホント!」

ミハイルと私は同じ歳である。月並みな言い方だが、過ぎ去った時の重みをずっしりと感じる。

あれから30年・・・。今は年を取ったことよりも何よりも、みんな元気だったことが嬉しい!マルコもミハイルも生きていた!コロナの最中、あの過酷なヨーロッパの状況を乗り越えて生きていた!

息も白くなるほど凍える電車の中、あまりの興奮で汗が止まらない。はたから見たら完全に更年期のおばさんである(笑)

そんな状況も知らずに(当たり前だが)ミハイルは突然こんなことを言う。

「なあ!今年の夏、三人でギリシャで再会しないか?!」

へ?!・・・・一瞬我に返ってスマホから目を上げる。窓の外の田んぼには、雪がシンシンと降り積もっている。現実とのあまりのギャップと、超特急で展開する話の流れに頭が追い付いて行かない。

どのくらい時間をかけただろか。私は茹で上がった脳みそを急冷しつつ、翻訳アプリを駆使して返事を書いた。

「もちろん今すぐにでもみんなに会いたいけど、日本での仕事や家族のことがあるから、いきなりギリシャに行くわけには行かないよ。しばらく時間が必要だよ。」

実につまらない返事。それでもミハイルは前向きである。

ミハイル「もちろんだよ!ゆっくり考えて。」

そこでメッセージは終わった。とほぼ同時に、私が乗る雪国の各駅停車は、実家近くの無人駅に到着した。

駅からの道すがら、30年の時を行ったり来たりしながら、いろんなことが脳みそをグルグル巡って眩暈を起こしそうになる。今起きていることは現実なのか?はたまた飲み過ぎて夢でもみた?

翌日、母が入れてくれたお茶を啜りながら、白く曇ったガラス窓越しに、雪深い実家の庭をボーっと眺めていた。そしてスマホを見る。また庭を眺める。またまたスマホを見る。

どうやら夢ではなかったらしい。

 

つづく・・・・かも(笑)

 

 

【あの頃のイタリアブログ/あとがきを読む】

【あの頃のイタリアブログ/その1から読む】


 

ブログに戻る

2件のコメント

ポールの友人さま
コメントありがとうございます!なるほど、引き寄せの法則ってやつなのですね。
ほんと、今すぐにでもギリシャへ飛んで行きたいのですが、なんだか今度こそ帰って来れなくなりそうで恐い(笑)
わたしがグズグズしているうちに、マルコが「東京に行く!」とか言い出してますけど(笑笑)

店主

まだ続きがあって良かったじゃないですか
ちなみに奇跡でも何でもないですよ
イタリアとジャポーネ遠くても、お互いが長年、心にずっと想い求めて来た結果、引き寄せの法則って奴ですね
  何故悩む??
94年に (そうだ、京都へ行こう)ならぬ(そうだ、海外へ留学しよう)

って思ったのと同じに、2026年の今回も
(そうだ、京都へ行こう)ならね(そうだ、ギリシャに行こう)で良いと思われます

彼らと再会すれば当時と同じような感覚になるはず 人生で一番楽しかった、かけがえの無い94〜96年に、タイムマシーンに乗ってタイムループしましょう

てか、この展開は羨ましすぎる

ポールの友人

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。