【続報その2 あの頃イタリアで】悩んだ挙句のその果てに・・・

【続報その2 あの頃イタリアで】悩んだ挙句のその果てに・・・

今年の初めに起きたミラクル。そのことを皆さんにご報告してから、随分時間が経ってしまいましたね。人生の中でもう二度と会うどころか、連絡を取り合うこともないだろうと諦めかけていた人たち。30年前の思い出の中でしか存在していなかった人たちからの突然の連絡に、心の整理がつかないまま時が流れてしまいました。

今回はまだまだ頭の中の整理が追い付かないまま、それでも前に進もうとするお話。前回の続きをどうぞ。

前回の投稿はこちら ↓

【続報!イタリアブログをお読みいただいた皆様へ】

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「なあ!今年の夏、ギリシャで再会しないか?!」というミハイルからの突然の提案。

「もちろん今すぐにでもみんなに会いたいけど、日本での仕事や家族のことがあるから、いきなりギリシャに行くわけには行かないよ。しばらく時間が必要だよ。」

暴走しそうな脳みそを必死に抑えた挙句に私が書いたつまらない返信文。それがずっと脳裏に焼き付いて離れなかった。

「もちろんだよ!ゆっくり考えて!」というミハイルからのメッセージを最後に、Facebookは不気味なほどに静まり返っていた。

それ以降、私の脳みその中では、終わりの見えない堂々巡りの葛藤が続いていたのである。

「あ~あ、なんてつまらない大人になってしまったんだ!昔だったらなんにも考えずに速攻ギリシャに飛んで行ったのに!」

「だけどね~昔は昔、あれから30年も経ったんだから、今の生活が最優先!ちゃんと足元みつめなきゃね・・・」

「こんなことを考えるようになってしまったなんて!あ~あ、私はなんてつまらない人間に成り下がってしまったのだ!」

「とは言ってもね~あれから30年だもんね・・・」

の堂々巡りなのである。

 

そんなある日、イタリアブログの読者さんからコメントが届いているのを見つけた。

それがこれだ。※投稿文原文(一部抜粋)

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“まだ続きがあって良かったじゃないですか
ちなみに奇跡でも何でもないですよ
イタリアとジャポーネ遠くても、お互いが長年、心にずっと想い求めて来た結果、引き寄せの法則って奴ですね
  何故悩む??

(中間省略)

彼らと再会すれば当時と同じような感覚になるはず 人生で一番楽しかった、かけがえの無い94〜96年に、タイムマシーンに乗ってタイムループしましょう

てか、この展開は羨ましすぎる“

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“何故悩む??”

・・・ですよね

・・・悩むことないよね?

・・・どうする?行っちゃうか?

・・・よ~し!行っちゃお!行っちゃえば何とかなるよね~!!!

我ながら、あまりに単純な思考回路に呆れかえる。まるでコメントを書いてくれた読者さんに責任を押し付けているような書き方であるが、きっと私の潜在意識の中で既に決まっていたのだ。決定打となる”あと一押し”を探していたに違いない。

決めた!30年振りの再会のために、マルコとミハイルに会うために、私はギリシャに行くのだ~~!!

・・と、心の中でひっそりと決意表明をしたのは2月初旬のこと。1月3日にマルコが私を発見してから約一カ月が過ぎていた。

家を空ける期間は2週間と決めた。せっかくヨーロッパに行くのだから1週間ではもったいない。とはいえ1カ月の休暇を取るのはどう考えても不可能。仕事やら家のことを考えるとどうやら2週間が丁度よさそうだ。

さてと・・・そのためにはまず何をするべきか・・・そう。先ずは共に暮らす夫の了承を得る必要がある。いくらかつての親友といえど、見ず知らずの、しかも外人男性2人に会うために2週間も家を空けるのだ。

さて、いつ伝えよう。うちの夫の機嫌が良い時っていつだろう?

考えること数分・・・そして閃いた!そうだ!焼肉とビールだ!

そう、私は"思い立ったら吉日人間"。早速今日の晩御飯は近所の焼肉屋さんに行くと決めた。

私の企みなどつゆ知らず・・・。タン塩、カルビ、ハラミ、キムチにサラダと満足気に頬張りながら生ビールで胃袋に流し込む我が夫。その様子を横目に、赤身肉を食いちぎりながらジッとその時を待つ私。結構なホラーである(笑)

「やっぱ焼肉は旨いね~!」・・と、夫が空のジョッキをドンとテーブルに置いたその瞬間。

今だ~!!!

「あのさ~、ご相談があるのですが・・・」なぜか突然の敬語である。

まずはことの経緯をかい摘んで説明してみる。(夫は全くブログを読まない)

「でね、留学時代の仲良し三人でギリシャで再会しようってことになって・・・」

と言い終わるか終わらないかのタイミングで、夫が口を開いた。

「お~、行って来ればいいじゃん!」

「へ?」

「いいね~ギリシャ。」その視線は既に次のオーダーを物色すべく、メニューにくぎ付けである。

“ホントに?ホントにいいの?”と喉まで出かけたが、ごくりと飲み込み、冷静を装いつつ短く返した。

「ありがと~。じゃあ行ってくるね!ヨーロッパだから2週間くらいになるけど、家のことよろしくね~。」

なんとも拍子抜けだが、実に良くできた夫である・・・ということにしておこう(笑)

こうして私は、この夏の終わりに、仕事も家のことも何もかもほっぽり出し、30年前にタイムスリップすることになった。人目も気にせず笑って泣いてケンカしていたあの頃に。あの二人に会うために。

 

つづく・・・・

 

【続報!イタリアブログをお読みいただいた皆様へ】


【あの頃のイタリアブログ/その1から読む】



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