イタリア留学思い出ブログ【あの頃イタリアで】

【あの頃イタリアで その36 突如目覚めた謎の特殊能力】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その36 突如目覚めた謎の特殊能力】

ひと月前に始まったばかりのデザインスクールであるが、この頃になるとクラスのみんなが互いに打ち解け、かつての語学講座でそうだったように(その17 参照)、フェスタ(ホームパーティー)熱が再燃し始めた。

この時代の流行りなのか、はたまたこちら方面の方々の習慣なのかは定かではないが、仲良くなるととにかくみんな自分の家に呼びたがる。そして自国の手料理を振舞うのがご挨拶となっているようだ。

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【あの頃イタリアで その35 過去を塗り潰して前進あるのみ?】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その35 過去を塗り潰して前進あるのみ?】

新居が決まってから引っ越しをするまでの2週間はとにかく忙しなかった。私と良美さんは空いている時間を見つけては、とにかくペンキを塗りまくった。

現在住んでいるアパートの大家さんと交渉し、何とか退去日を一週間延ばしてもらった私たちであったが、それでも準備時間が少ない。

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【あの頃イタリアで その34 お隣にお住まいのトラム様】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その34 お隣にお住まいのトラム様】

それは突然のことであった。

「あのね、実は・・このアパートを引き払わなければならなくなったの。」

「え?」

「引っ越しをしなければならないんだけど、あなたも一緒に来る?」

「え?ええ~?!」一緒に来るも何も、それしか選択肢が無いように思える。しかし・・ついこの間だよね?私がここに引っ越して来たの。(その9参照)

シチリア一人旅から帰ってすぐ、良美さんから聞かされた突然の引っ越し計画。詳しい事情は忘れてしまったが、確か家賃が急激に上がってしまったのが理由であったと思う。

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【あの頃イタリアで その33 くせ者揃いの各国代表、ここに集結!】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その33 くせ者揃いの各国代表、ここに集結!】

「おはよ~・・」ちょっと緊張気味に挨拶をして、おずおずと教室へ入ったその途端、

「お~!エリコ!早くシチリアの話を聞かせろよ!」げげ!ミハイルめ、まだ諦めてなかったのか!それどころか、

「なあなあ!こいつ凄いんだぜ!1人でシチリアを旅して来たんだよ!」と紙芝居の呼び込みの如く大声を出すものだから、周りにいた数人がどやどやと集まって来た。眼光鋭くミハイルを見据えつつも、え?シチリアってそんなに危険なところだったの?と今更ながら怖気づく。

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【あの頃イタリアで その32 お調子者画伯は私を誘う】

投稿者 :佐々木英理子 on

【あの頃イタリアで その32 お調子者画伯は私を誘う】

ミラノに戻ってから一週間後の1024日、インテリアデザイン学科の教師陣と生徒たちとの顔合わせを兼ねた説明会が行われることになっていた。夕方5時集合というのだから随分とのんびりしたものである。

約一ヵ月振りの登校日。お調子者のギリシャ人、ミハイル(その20参照)を除いては全員初対面と言うこともあり、やや緊張気味に家を出た・・・はずだったが、久しぶりに乗るトラムの時間を間違えてしまった!遅刻だ~!

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